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2019年3月10日日曜日

「スペースバンパイア」 SF・ホラー映画 それにしても、おっぱい・・・


「スペースバンパイア」

スペースバンパイア 映画
1985年 6月21日 アメリカ公開
1985年 8月10日 日本公開
※ 地上波放映にて鑑賞

地上波ではすでに何度も放映しているこの「スペースバンパイア」

内容は覚えて無くても「おっぱい」映画として画像を憶えてる人は多く居ることでしょう。


コリン・ウィルソンの小説「宇宙バンパイア―」を原作とし、監督に「悪魔のいけにえ」「ポルタ―ガイスト」のトビー・フーパー 脚本は「エイリアン」「バタリアン」のダン・オバノン 音楽は「ティファニーで朝食を」「ピンクパンサー」のヘンリー・マンシー二と、ネームバリューありありの面子が集められた作品ですが、興行的にはかなりの失敗を喫したようだ。

しかし、なかなかどおして?
改めて見てみると
輝く所がチラホラと目に付く面白いSF(エロチック)ホラー作品であったのです。


スペースバンパイア 映画


スペースバンパイア 映画

細長い、まるで暗黒の精子のような形の超巨大宇宙船のが現れた。

船内を探索するとクリスタルケースに入ってる全裸の男2人と女1人。人型のエイリアンなのだろうか?

地球に持ち帰ろうとするが女が目覚め、男を誘い、精気(生命エネルギー)を吸い取り船員が全滅してしまう。

そのまま無人のスペースシャトルは地球に帰還。
何も知らない地球人は再びクリスタルケースに入った全裸の女を目の当たりにする。
女バンパイアは地上でも人の精気を吸いながら逃亡し、イギリス・ロンドンは地球絶滅の危機のトリガーを引くことになろうといしていた。



スペースバンパイアと言えば・・・・
おっぱ・・・ヌード!!
スペースバンパイア ヌード

女バンパイアエイリアンのマチルダ・メイさんは終始、
全裸でそこら辺を闊歩しており、鼻の下を伸ばした男はおっぱいを吸う前に”精気”を吸われちゃうのだ!

なんだか
嬉しいやら、恥かしいやら・・・。



スペースバンパイア 映画




精気を吸われ干からびて死んでしまった被害者は、二時間後復活し、
別の人間の精気を吸うゾンビ風バンパイアへと変貌する。

スペースバンパイア 映画

男同士でも吸われちゃう💖



女バンパイアを追う男2人。カールセンとケイン。
カールセンはバンパイアを見つけた宇宙船の船員の生き残り。
何故か殺されずにいたカールセンはバンパイアと意識が繋がることがあり、彼の存在は彼女の行方を探れる唯一の手段でもあるのだ。


全裸で演技しっぱなしにのマチルダさんには少し優しい設定として、精気を吸った相手をシモベバンパイアにするだけではなく、その姿に擬態して逃亡するということが出来る。

故に
彼女と精神が繋がることが出来るカールセンは彼女の視界をジャックし、そこから行方を追い掛けるのだ。

スペースバンパイア 映画

緊張感迫るバディムービーだが、ちょいちょい?な所あり。


世界の危機に形振り構っていられない!
カールセンは相手がジジィでも熟女でもシバキあげ、
ジジィには睡眠薬(自白剤?)を何本も注射!
ジジィとのキスもいとまない!

熟女には
「この女はマゾだ。拷問を欲している。バシッ!!」
「嫌なら出て行ってくれ」と、相棒ケインに言うと
おもむろにベッドに腰かけ、
「オレは見るのが好きだ」と、ケイン。

微妙に監督さんの変態趣味が見え隠れ(笑)


終盤はロンドン壊滅!!

スペースバンパイア 映画


あちこちで火の手が上がる街並み。
闇夜に蠢くバンパイアのシモベ。
その頭上を飛びかう青白い生体エネルギー。
薄暗い中と光の具合に見える終末感は、ちょっとカッコイイ

ゲームのバイオハザード2、3辺りに参考されてるんじゃないだろうか?
それくらい、いい映像です。


しかしながら・・・


ホラー映画というジャンルで重要な”恐怖”というテーマはちと弱いのかも?

マチルダさんのエロさと、CGではなくマペットを作っての加工処理をした特撮技術の稚拙さが逆に目立ってしまい


スペースバンパイア 映画

なんとなく
「スペースバンパイア」=おっぱい 
という図式が刷り込まれてしまったのが大ヒットしなかった要因の一つなのではないでしょうか?



この映画を見てから、トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(1974)を見たらビックリすると思いますよ。

こっちは逆に製作費の無さ加減が功を奏し、その荒々しさが恐怖を生み出しているのですから・・・。


悪魔のいけにえ トビーフーパー


悪魔のいけにえ トビーフーパー

気持ち悪いけれど・・・美しい・・・


・・・・しかしフーパーさん、この「スペースバンパイア」の翌年にダン・オバノンと再びタッグを組んで「スペースインベーダー」という着ぐるみ満載SF映画を公開してしまうんだよなぁ・・・。


スペースインベーダー トビーフーパー

ふふ・・・こんなの・・・



「スペースバンパイア」の音楽担当ヘンリー・マンシーニって、無茶苦茶名曲作ってます。


「スペースバンパイアのテーマ」/ スペースバンパイア


「刑事コロンボのテーマ」/ 刑事コロンボ


「ムーンリバー」/ ティファニーで朝食を


「ピンクパンサーのテーマ」/ ピンクパンサー


「小象の行進」/ ハタリ



チョー有名じゃんか!

だのに、おっぱい映画にクレジットされちゃうのね・・・。
まぁ、そんな残念な運命も含め、この映画の魅力なのかもしれませんね。


深夜に再放送してたらビール片手に見ちゃうよね。



好きだなぁ~ こおいうの・・・

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