「ドント・ブリーズ」
工業地帯で栄えていたのはもはや昔。
寂れた大都市デトロイトで空き巣を繰り返す若者三人組。
郊外に1人暮らしの盲目の老人が大金を持っているとの情報を耳にする。
よおしこれが最後の仕事だ。今回で空き巣家業から足を洗うんだ!
と三人は各々決意し、深夜に老人宅に忍び込む。
良心の呵責を少なからずも感じつつ、静かにやればいささか簡単に終えると皆が思っていた。
盲目の老人が目を覚ますまでは・・・・
オカルトじゃあなく、モンスターでもない
普通の人間が怖い。
いや・・・、
本当にあの盲目の爺さんは普通の人間なのかッ!?
目が見えないとはいえ、
どおやら物腰が只者ではなさそうだぞ。
ドントブリーズ! 息をするなっ!!
音に敏感で、家の中を正確に把握している。
動揺する訳でもなく興奮する訳でもなく、
冷静沈着に人を殺せる盲目の老人の家に忍び込んだ三人は、
不思議の国のアリスより最悪だと言えよう。
「ノーカントリー」の殺し屋シガーにも似た、
”何を考えてるか解らない怖さ”をも感じましたね。
見ているこっちが緊張するほど、とてもハラハラしました。面白かったです。
20年に一本の恐怖作品って、あながちカマしては無いように思いました。
ゲーム「バイオハザード7」にも似通った怖さを感じました。
映像の色合いや、閉鎖された屋敷の中で迫りくる不死者。
逃げ隠れするしかないギリギリの攻防。
イ~サァ~ン どぉこだぁ~~
・・・ん~いや、バイオよりももっと似たような感覚のがありましたな。
それは、
「デデ~~~ン 山崎ィ~~~ アウト~~~」
年末恒例ガキ使笑ってはいけないシリーズです!
ドントブリーズ ➡ 音を立ててはいけない(殺される)
ガキ使 ➡ 笑ってはいけない(ケツをシバかれる)
心理学的に人って、「〇〇をやってはいけませんよ」
と言われれば言われるほど逆にやってみたくなるのだそうだ。
笑うな!と言われると笑うツボが軽くなりがちだし、
コックリさんだって、10円玉動かすなよ!と言われても無意識にあれ指で動かしてるらしい。
では、この映画の3人は、物音立てるな!という状況になった時、もしかしてついつい音を立てちゃう心理状態に陥ってるのかも?
いやもう、自分が同じ境遇だったら即死!だわ(笑)
鼻息でもうバレちゃう。
ハラハラドキドキしたい方にはおススメです。
0 件のコメント:
コメントを投稿