「イット・フォローズ」「スペル」 呪いは掛けるものではなく、移すもの？ ２作品

イケメン彼氏に移されたの・・・

・・・アレを・・・・

「イット・フォローズ」

２０１５年３月１３日　アメリカ公開

２０１６年１月８日　日本公開

「念願のエッチしたら・・・移されたの・・・・」
「おやまぁ・・・ちゃんと避妊してなかったのかい？」

と老婆心ですぐ思いがちなのだが、こいつは・・・病気ではなく、
もっと得体のしれないものだったのだ。

人の歩むスピードで近づき
日中問わずどこまでも追いかけて来る
捕まると必ず死ぬ
それは、
他の誰かに移すことが出来、それはやはり、
ＳＥＸを・・・しなければならない。

まぁ、この方法は、少し目をつぶれば出来ない対処法ではない。
なんや余裕余裕！と思ってたら、移した相手が死ぬとそのひとつ前の人に・・・戻って来る・・・

一度その性病のような呪いの連鎖にハマると逃れられない！
というのがなんとも怖いッ！！


「じゃあその呪い、オレが引き継いでやるよ」


愛なのか？それともただヤりたいだけなのか？
悲しい男の性(サガ)により危機を回避することに性行、いや成功する。

解ってんのか？おまえそれ、借金の連帯保証人にハンコ押したんやぞ！

海外へ高飛びしてもどこまでも追いかけてタマ獲りに来るんだぞ！！

勘弁してよもぉ～～

この性病の妖怪と言うか、ストーカー気質の借金取りと言うか？
もし、こいつの姿が見える人が目の前で「ハッ」と何人もいたら？
なんか気恥ずかしい瞬間でもあるんだろうねぇ。

みんな、”契りを交わした義兄弟”サ！

シモコワイ話は恐いのか？笑えるのか？
この映画は面白いですよ。



―――よぉし、今度は借金した側からの逆襲だ～～！！

結婚に昇進に、自分の人生を頑張ってるのになぜか

呪いを掛けられてしもた・・・

「スペル」

２００９年５月２９日　アメリカ公開

２００９年１１月６日　日本公開

銀行窓口で借金の延滞を乞うオバぁちゃん。
それを断った行員のクリスティン。
高貴の出なのか、オバぁちゃんは苦しみつつも膝をつき頭を垂れプライドを捨ててまでもお願いをする。
しかし、次期次長の席が欲しいが為自身の成績を優先しガンと断ったクリスティンにオバぁは激昂する。

「私にここまで恥をかかせて、何故聞いてくれない！？」
「ムニャムニャウンタラムンニャラ・・・ラ～ミア～～」

呪いの言葉をクリスティンに掛けて去っていゆくのであるが、
借金した方が借金取り(銀行)に呪いとは？
ちょっとした逆ギレなんじゃあ・・・

なんか理不尽な気もするが、クリスティンの態度もちょっと冷たすぎたのも事実だ。

そんな訳で呪いは３日間の脅し期間があって、４日目に地獄へ引き入れるというスケジュールとなっております。

Ｄｒａｇ　Ｍｅ　ｔｏ　Ｈｅｌｌ！

初日はオバぁが、ガンガン襲いかかってきます。しかもなかなかの腕っぷしでタフネス。

２日目以降はラ～ミア～が直々、ドアを叩いたり、カーテンをふぁさってしにきます。

・・・で、最終日は霊媒師と共に対決です。


「借金返さんおまえが悪いんやろが！」
と、クリスティンも逆ギレ状態に。
呪い返しという奥の手で対抗する・・・。

一々大げさで迫力ありそうに見えるのだが、それ故に、過度に見えすぎちゃって可笑しくなっちゃいます。
ホラーとコメディの境界線をぎりホラー側で留まってる感じでしょうか。

妙な面白さでしたな。

この二本のホラー映画の教訓

ＳＥＸはまず避妊！

借金は連帯保証人の判を押すな！

という事ですな・・・・うん。

ではまた