漕いで漕いで 前へ前へ
ゴールに近づく為に 故郷から離れる為に
「茄子 アンダルシアの夏」( 2003 )
「茄子 スーツケースの渡り鳥」( 2007 )
観戦して盛り上がるスポーツと言えば、野球とかサッカーとかが直ぐに思い浮べれますが、
自転車競技、ロードレ―スともなると日本での認知度はどれくらいなのだろうか?
スポーツ競技としては一般的に低いとは思いますが、
オシャレアイテムとしてのチャリンコ
マンガ「弱虫ペダル」のアニメ化人気で
サブカル界隈では案外その魅力を知る人は多くいそうです。
書く言う私いぬボーロも、マンガ「シャカリキ」を読んでハマりロードレーサーを購入しチロチロ走ったり、年に一度あるフランス一周レース「ツール・ド・フランス」のTV番組を録画して繰り返し見たりしてたので、
この「茄子 アンダルシアの夏」その続編「茄子 スーツケースの渡り鳥」というアニメが作られたことに人知れず歓喜したものです。
(その後、シャカリキの実写映画化で苦渋を味わうのだが・・・)
チームパオパオは、パオパオビールがスポンサーのチーム。
ぺぺ(声=大泉洋)はそこの契約選手だが、思うような成績が出せずいつ首を切られてもおかしくない状態だ。
監督の指示を聞き、
同僚を勝たす為に足を使い減らし、
スポンサーからは見限られてしまいそう・・・
故郷から出ていきたくてレーサーになったのに、今日の道中はそこを通らなければならない。
ちょうどぺぺの兄貴とカルメンとの結婚式が同じ日だ。
「大丈夫・・・オレは・・・プロの仕事をするだけだ・・・」
レースの先頭を引くぺぺの逃げは勝利への渇望?それとも過去の感傷からの逃避なのか?
自転車レースの魅力として” 意地の張り合い ”が強いことがあります。
駆け引きも重要ではあるのだが、最後のゴールラインを一番に飛び込むという花形。
どこまで力強くペダルを踏み続けられるのか?
相手の体力を削ぎ、心を折る。
苦しい苦しい苦しい苦しい
皆、鬼の形相だ
正直それほど必死になってチャリで走ったことはないのだが、
それでも、
その疾走感や疲労感は解り得ますね。
身体が熱くなるッ!!
我が地元に五色台という山があり、そこの坂を登っていたことを時々思いだします。
「もうダメ・・・シンド過ぎる・・・」
いっつも途中リタイヤするヘタレな私したが、気分だけは乗れてるロードレーサーでしたな(笑)
また、違う道では
下りカーブの所が少し砂地だって、ブレーキングミスでコケてしまった。
ズズッ スッテン!
大事には至らなかったのだが、尻もちした所になんと数百円のコインが落ちていたのを発見。
「あ・・・誰ぞ同じように、ここでコケたんやろか?」
(その時にポケットから小銭がこぼれ落ちたのだな?そうに違いないッ! )
これは同志からの補給せよ!というサポ?心使い?
有りがたく炭酸ジュースを補給させてもらいました。
メッセージは受け取りましたよ―――!
いやぁ~
自転車って、いいもんですねぇ。
因みに、
いまだに「シャカリキ」を読むと熱くなるし、
「茄子 アンダルシアの夏」を見ると、
小銭を思い出します。
では、また
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