激バカが燃える!
ボールも燃える!!
「少林サッカー」
2001年7月12日 香港公開
2002年6月1日 日本公開
少林寺発祥のカンフー”少林拳”
厳しい修行に耐え、奥義を習得した男たちだが、時は現代。
生活苦に喘ぐ日々に、少林拳なぞ全く役に立っていなかったのである。
ある者は、ゴミ収集員
ある者は、クラブの店員
ある者は、食料売り場の販売員
ある者は、株トレーダー
ある者は、無職・・・と、様々に生きていた。
八百長でサッカー界を追放された”黄金の右足”と呼ばれたスーパースターも今やただのオヤジ。
その男に見いだされ、皆しぶしぶサッカーを始めるのだが、次第に目覚めていくのだ。
サッカー・・・ではなく、少林拳魂に・・・。
ボガ――――ンッ!!
貧乏からの這い上がりサクセス感が気持ちよい所だが、その流れの本流に有あるのはやはりコメディ要素だ。
ここが温いといくら迫力あるサッカーバトル(?)シーンがあっても、そこも温く見えちゃいます。
しかし、主人公を筆頭にバカキャラが多数居るので、ギャグパートを上手く回していけてますし、自分に自信の無い太極拳の達人ガール”ムイちゃん”との淡いロマンスも絡ませており、
中ダルみが意外と無いのが素晴らしいですな。
サッカーの試合もほとんど反則だらけ
・・・なんだが、
それらをも笑って許せるコメディの寛容さが、
今作では充分に発揮されていたのではないでしょうか。
ふぁっさぁ~~
ブルース・リーに似てる!というだけで
出演が決まった男
ゴールキーパー・リーがハマってて、普通に面白いぜッ!
2008年に邦画で「少林サッカー」の亜種的作品「少林少女」というのが作られた。
柴咲コウが主演なのだが、哀しいかな出来の悪い同人誌並みの印象が強く、演者のみんなが製作の誰かに騙されて作られたような・・・
妙にきな臭い作品として、興味はそそられるものの、内容は本家より格段落ちていました。
やはり、本軸となるコメディがしっかり分かっている人が中心に居ないのがダメな理由なのかも?
コメディアン出身の俳優が、全力と余裕で変態バカを演じてくれてるスポーツコメディはもう安心!
「ドッジボール」
2004年6月18日 アメリカ公開
2005年4月29日 日本公開
道を挟んで向かい合う”金持ちジム”と”貧乏ジム”
貧乏ジムは借金の返済にラスベガスで行われるドッジボール大会に出ようとするも、金持ちジムのオーナーがそれを阻んでくる。
ドッジボールに賭ける青春!!
と言うより、
ドッジボールの賞金に賭ける
欲深き大人達の青春!!
一応主人公の貧乏ジムオーナーは、中川家礼二さんに似てて、妙に庶民的で親しみやすい。
ファッ!?
逆にライバルの金持ちジムオーナーは、自信過剰でバカで変態で、絵に描いたような嫌なヤツだ。
その二人の間に挟まれるキュートな美人弁護士ちゃん。
そして、貧乏ジムに集まる人生の負け犬会員の連中。
・・・そう、これは単純にジムの存続を掛けた闘いではなく、
何処にも行き場の無い人たちの唯一の安らぎを守る為の
・・・闘いなのである。
まぁそんな感動ストーリーは裏テーマであり、
実際は、負け犬たちの奮闘、克服、人生の逆転が見所であります。
主人公と弁護士ちゃん以外はみな解り易いバカキャラとなっており、その明るい表情の裏側にある負の背景をも臭わせてくれていて、
それぞれの存在感がちゃんと出ています。
皆で水着を着て路上洗車のバイトをするシーン。
オヤジばかりなので全く不人気で、高校生の子だけが、
デップリ変態オヤジの四駆を延々と洗わされている。
何気に個人的にお気に入りなシーンだw
( 書く言う私も変態? )
でもまぁ、
この映画をみて、ドッジボールを始めようと思う人は少ないと思うが、改めて
「楽しそう」
と思い出す人は多くいそうだ。
案外面白い映画でしたよ。
スポーツコメディもバカバカしいですけどいいもんですよねぇ。
では、また
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