地球温暖化が進むと・・・
氷河期になっちゃうって本当なの?
「デイ・アフター・トゥモロー」
2004年5月24日 アメリカ公開
2004年6月5日 日本公開
氷河期になっちゃうメカニズムはこうだ。
気候の温暖化により北極や南極の氷が溶けて大量の真水が海水に流れ込む。
その事により海水の塩分濃度が変わり、海流の動きも変化してしまい暖流寒流の逆転や流れの停止が起こりうるとされ、
緯度が高く暖流によって温かな気候に恵まれていた土地はその恩恵がなくなり、スーパー低気圧の発生、嵐、そして・・・急激に冷え込んでいく。
だ・か・ら・・・温暖化ヤバイよヤバイよ~
って言ってるのに偉い人は聞く耳持たないもんだからその間にすぐ寒波来ちゃった・・・
というのが今回のお話です。
警鐘を鳴らした気象学者の父が、今にも凍り付きつつあるニューヨークにいる高校生の息子を助けに行く!
看護師の母は、難病の患者を見捨てることが出来ず、いつ来るか解らない救急車を二人だけで待っている。
そんな家族の絆が感動を呼ぶ!!
・・・のハズが、映像の方が圧倒的に凄すぎて、ドラマが霞んでしまいます。いや、
ドラマティックな演出が弱いのは元からという見方もありますが・・・
極寒の中でも生き残れるサバイバル術を仕込まれた息子、大活躍の巻!
・・・とワクワクするも、そんな腕前は披露してくれず、
怪我した気になる女の子の為に、津波で流れ着いたタンカー船にお薬を獲りに行く位で後は、
父ちゃんを待つのみ。
クイズ研究クラブで培った知識は
伊達だったんかいッw
息子の恋敵(向かって右上)が、
金持ちでイケすかねぇヤツ・・・と思ったら実はいい奴だって、
逆にそこもドラマ的に盛り上がらない要因だったと個人的には思っています。
恋のライバルは嫌なヤツであれ!
全てをパキパキに凍らせ迫り来る見えない恐怖。
極冷気が急降下してくる様は、シューベルトの「魔王」を思わせる。
父さん父さん・・・魔王が追いかけて来るよ・・・
映像の見応えは十分に有りましたよ。
ゾンビが来たらショッピングモール
氷河期が来たら図書館へ取りあえず逃げる
それは学べましたな(笑)
―――氷河期?
いやいや、地球崩壊の危機が来るんやで?
「2012」
2009年11月13日 アメリカ公開
2009年11月20日 日本公開
2012年12月21日
古代マヤ文明の暦は「2012年12月21日」まで記されていて、そこで途切れてるという事は・・・その後の文明が無くなっているという意味なの?
つまり、世界が終わるというノストラダムス1999年7月の終末大予言が外れて以降、次なる有力説(人気説?)がこの2012年12月21日終末説になっちゃってて、
それに完全ノリ打ちしちゃったのがこの映画なのである。
特大太陽フレアの影響により、素粒子に変化が!
それらが地球の核を加熱してしまい、マントルの動きが活性化!
外殻(地表)は大変動を起こし、人類はかつてない危機を迎える事になる。
いやいや
いやいや
いやいやいや~~
こんなん、どこへ行っても・・・あかんやん・・・
巨大宇宙船が地球を攻めてくる「インディペンデンス・デイ」(1996)・・・上記の「デイ・アフター・トゥモロー」(2004)に続き、ローランド・エメリッヒ監督が「2012」をも製作しました。
彼は・・・
地球を壊滅させるのが
とっても得意なお人。
そして・・・、
人間の嫌な所を描くのがちょい苦手な人でもあります。
今回の主人公の元嫁も再婚相手がやっぱり金持ちでイケすかねぇヤツだなぁと思ってたら・・・
何気に陰のお助けマンであったり、家族を大事にする良き男だったりと、意外と好感度高いのである。
だからこそ、
彼のあの扱いは思ってた以上に悲しいもんがあるよ、いやマジで。
ロシアンボスの情婦も、なぁんとなく無慈悲な扱いだし、
部下のサーシャもかなり男気見せてたのにあの扱い・・・。
監督さんの好みがハッキリ見えて来るような勘繰りをしてしまいますな。
でも、
映像は、大スペクタクル! 圧巻!であります。
いくらゴジラやキングギドラが暴れてもこうはいくまい。
滅びの美しさを堪能するのがこの映画の見方なのかもしれません。
そして、最後に思うのは
「・・・やっぱり、ゴードンは・・・可哀想・・・」
では、また
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