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2019年4月4日木曜日

「ポテチ」 ハートフルコメディ映画 伏線回収劇は疲れるので時間短めでお願いします 

伏線回収劇と言えば、伊坂幸太郎作品
68分に込められた、仙台愛と濱田岳

「ポテチ」


ポテチ 濱田岳


2012年5月12日 日本公開


映画の演出として物語を飽きさせないよう、話の前半に伏線(前フリ)、後半に回収(オチ)を何ヶ所か入れることが有りますが、

三谷幸喜監督作品や、この伊坂幸太郎原作作品は、まるで、その伏線回収自体がメインじゃね?
・・・と思える位何重にも散りばめられている為、うっかりしたセリフの聞き逃しは厳禁となっております。

ん?
飽きさせないサービス演出のハズが、
逆にお客の緊張感を軽く煽ってくるの?


「そんな、楽しく見たいのに挑発されんの

いややッ!」


―――大丈夫です。

中村義洋監督さんはそこの所は腕があるので、
解り易く我々にちゃんと気づくように見せてくれてます。


「ゴールデンスランバー」(2010)
ゴールデンスランバー 堺雅人

とか・・・

「フィッシュストーリー」(2009)
フィッシュストーリー 濱田岳

・・・も、伊坂原作中村監督作品であります。

「ゴールデンスランバー」は特に、伏線伏線!回収回収!の連続ですが、それらを見落とすことは無いよう配慮はしてくれてます。

しかし、 見終ったころにはドラマの感動よりも
伏線回収ドリル帳!
を解き終えたような解放感の方が強く感じましたな(笑)

・・・まぁ、映画は面白かったんですけどね。


その点この「ポテチ」は時間も68分と短めで、伏線回収もストーリー展開も少し緩め、
シーン毎に浸るにはちょうどいい塩梅でした。



自称正義の空き巣を生業としている濱田岳とその親分(中村義洋監督w)

彼女(木村文乃)が仕事してる姿見たいっつって、空き巣についてくる。

そこは今試合中で留守の野球選手の部屋。

しかし、そこに突然かかってきた電話に出てしまったことから、
ちょっとした運命が動きだす・・・。


ポテチ 濱田岳 大森南朋

はぐれ空き巣のパイセン大森南朋
人見知りのクセに濱田岳が気になる



ポテチ 濱田岳 木村文乃

なんかポテチ食いながら泣いちゃってますが・・・
このポテチ袋はオリジナル製作
「ISAKAYA」

ポテチ 竹内結子


この親分のシーンに竹内結子が!



野球に興味が無いいぬボーロではありますが、

「白い球がただ単純に一番遠くに飛ぶだけ」

で、こうもグッとくるもんなのか!?
ちょっと泣きっツラになってしまう・・・。


面白かったなぁ~~。

濱田岳


西田敏行と武田鉄矢に
「こいつなら・・・」
と底知れぬ期待感を抱かせる
童顔だけども
いい俳優さんですね。




もし、伏線回収劇が好みならば、
下記の作品もおススメしますよ。


カメラを止めるな
「カメラを止めるな!」(2018)

伏線回収劇としては空前の大ヒットを飛ばしましたね。
見ましたか?
序盤の30分の苦行を耐えれば後は楽しい答え合わせです。


ダイハード ブルースウィリス
「ダイ・ハード」(1988)

アクション映画の割には数多くの伏線回収を仕込んでおりまして、
30年たった今見ても、気持ちのいいラストを迎えれます。


パルプフィクション ユマサーマン
「パルプフィクション」(1994)

時間軸が前後左右するので、否応なしにどこもかしこも
伏線になっちゃうのだが、監督のセンスでついつい引き込まれちゃう。


有頂天ホテル 役所広司
「有頂天ホテル」(2006)

三谷幸喜作品で恐らく一番伏線回収だらけなんじゃないだろうか?
登場人物が多すぎて、映画を観てるのになんだか
ジグソーパズルをハメてるような気がしてくる。不思議不思議



・・・でも、



個人的に贔屓目に見ても 「ポテチ」 が、

時間的にもユルさ的にも一番丁度良いと思うんだけどなぁ。


時間が短いので本編のついでにメイキングも見るとより、この映画が愛おしく感じられることでしょう。



では、また・・・

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