一室に集まりしドルオタ5人。
推しドルが自殺してからの一周忌
彼女を偲ぶオフ会で何かが起こる!
「キサラギ」
2007年6月16日 日本公開
掲示板でのやり取りで知り合った顔も素性も知らないアイドルファン。
小栗旬
小出恵介
ユースケ・サンタマリア
塚地武雅
香川照之
売れてはいなかったけれど、それでもがんばっていたアイドル
” 如月ミキ ” が自殺をしてから一年が経つ。
それぞれが懐かしみ愛おしみ語り合おうと思っていたところ、
「もし、如月ミキが自殺ではなく、他殺だとしたら・・・」
この疑問により、和やかなオフ会が荒れ狂うのである・・・。
この映画のキャスティングは絶妙に良いです。
ドルオタイメージはドランクドラゴン塚地さんだけに留めておいて、
あとの人たちは、演技ということで(笑)
・・いや、その演技力が無ければ一室だけのシチュエーションコメディなんて出来ないのだからそれは必須ですよ。
まぁ、
アイドルのファン・・・をリアルに追及しても
絵的に地味になりそうですし、そこは映画としての華が必要・・・そ! これでいいのだ!
芸能人、ましてやアイドルの自殺なんて、
惨い言い方だが、裏ぁ~あるに決まってるでしょ?
恋愛、枕営業、薬、いじめ等・・・
ゴシップ雑誌にもうわんさか載ってますよ(それを信じるかはあなた次第だが)
真実を知りたい!
知るまで帰れない!
応援するそれは、愛なのか?
応援されるそれは、搾取なのか?
アイドルファンなるという事は、
純粋なる愛の搾取なのだろうか?
「・・・実は」「・・・実は」「・・・実は」
徐々に表れていく真実に、ドルオタ達の推理は犯人を見つけ出すことができるのだろうか!?
これこそ・・・『愛のなせるわざ』・・・ですよね?
果たして、真相は(ちゃんと)暴かれるのか?
真実を知りたい!
・・・が、早く帰りたい!
「12人の怒れる男」
1957年4月13日 アメリカ公開
1959年8月4日 日本公開
刑事事件の裁判に、無作為に一般人が選ばれ呼び出され
” 陪審員 ”となった12人の男たち。
父親殺しの罪によって捕まった青年を、
「有罪」にするか?それとも「無罪」にするのか?
うだるような暑さの中、会議室に集まった。
11人が「ギルティ」。
残り1人が「ノット・ギルティ」。
12人満場一致でないとこの話し合いは終わらない。
11人が1人を説得しようと試みるも、ほんの少しの疑問が波紋となり、次第に広がりゆくのである。
密室劇の古典であり、リメイク、舞台化、パロディ数知れずなされる名作でもあります。
これも役者たちの演技力が見応えある映画ですね
(舞台の方がもっと映えるかもね)
「あんなやつさっさと有罪にしちまった方が世の中のためだ」
「スラム出身のやつなんて・・・」
「移民者は正確に言葉理解できないだろ・・・」
「この後フットボールの試合見に行くんだよ・・」
「うちの会社ではこんな仕事請け負っていますよ・・」
まぁ、なかなか自己中発言多いですわw
こんな奴らに決定させられるなんて・・・ちょっと怖いです。
かんべんしてくれよぉ・・・
「偏見」 「差別」 「無関心」
うわぁ~いかにもアメリカンオヤジっぽいなぁ~と、少し上から目線でバカにしがちになるけれど、いざ自分が陪審員(日本では裁判員)になってみるとなかなか冷静にやれるかどおか正直解らないです。
リアリティを生む。
有罪無罪はどっちでもいい " 真実 " が知りたいのだ。
「自分の考えが一番正しいという思考を、一番に疑え!」
そう言われたような気分になりましたな。
面白かったですけど、軽く反省しちゃったなぁ~
では、また
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