「まるで映画を観ているかのようだ」
と言われる近年のゲーム内ムービーは、
ゲームをプレイするという能動的面白さに、
ムービーを見るという受動的面白さが相乗され、
エンターテイメント性がとてつもなく高くなっていると思います。
それでは映画はどおだろうか?
「まるでゲームをプレイしてるかのようだ」
と逆に言われるような能動的な面白さは、
映画ではなかなか出来ていないように思えます。
リモコンやコントローラーを握って映画を観るのがそうなのか?
あ、いや、それって VR じゃね?
” VR ”を題材にした映画をもし、
スティーブン・スピルバーグが監督したら?
これはとてつもないエンターテイメントになるんじゃあないのか?
――――作っちゃいました
「レディ・プレイヤー1」
2018年3月29日 アメリカ公開
2018年4月20日 日本公開
仮想空間” オアシス ”に隠された3つの謎を解いた者に、オアシスの全権利を与える
幾千幾万のアバターたちが、多種多様のアイテムを勝ち取ったり、購入したり、売り飛ばしたり、改造したりして、挑んでゆく。
個人のみならず企業をも巻き込み、ゲームでありながらも現実世界で巨万の富を得るとなれば熱狂具合も自然とヒートアップする。
VRの外、つまりセーフティとされてる現実世界でさえも身の危険が迫ろうとするのが二重構造で面白い。
映画を観てストーリーを楽しんでるのだけど、
どこか、ゲームをやっている楽しさもほんのり感じられて
不思議と今までにない面白さでありました。
( 個人的にはカーレースのシーンがそう。
アングルとか、裏技とか、ゲームに自分が入ってる感覚だった )
実際には自分で映画をコントローラーで操作することはないのだけど、ついつい主人公と一緒にゲームをやっている感覚?・・・感情移入というより、
ゲーム実況動画を見ている感覚に
似てるなぁと思いました。
ゲームプレイのバーチャルな追体験。
一部分ではありますが、それを感じる所はありましたねぇ。
個人的にこの作品はとても面白かったです。
・・・・バーチャルではなく・・・、
実際にゲームが地球を襲ってきたら?
「ピクセル」
2015年7月24日 アメリカ公開
2015年9月12日 日本公開
『ヴォイジャー計画』
地球外生命体に届けと、地球の自然の音、動物の声、音楽、言葉を録音したものだ。
映画では、1982年にヴォイジャーに似せて、80年代初頭に地球で流行ってるポップカルチャーを写したビデオを搭載したロケットを飛ばしたことが元凶となる。
念願叶って地球外生命体はこのビデオを発見したのだが、これを地球人の宣戦布告と受け取ってしまい・・・
「はぁ?やってやんよ!なんなら
そっちのルールでやったっていいんだぜ!」
空からはギャラガ、ビルにはドンキーコング、道路にはパックマン
こんなのどおやって闘うのよ?
レトロゲーマー(オヤジ)達がいま、立ち上がる!
PCやゲーム機に人が入っていくのではなく、現実の方にゲームがやって来るというアイデアが子供っぽくてステキですね。
なんとなく、愉快な地球危機!
で面白かったです。
プロジェクションマッピングでギャラガくらいならリアルで出来そうな感じがしますな。
・・・・映画の演出自体に・・・
ゲームやコミックを取り入れてみたら?
「スコット・ピルグリムvs.
邪悪な元カレ軍団」
2010年8月13日 アメリカ公開
2011年4月29日 日本公開
売れないバンドマン、スコット・ピルグリムはベーシストで、ゲイとルームシェアしてて、女子高生と付き合ってて、それなのに赤毛のラモーナに一目ぼれしてしまい、二股よろしくしようとしたら彼女の元彼が次々と襲い掛かってくるようになり、ルームメイトのゲイはピルグリムの妹の彼を狙ってるし、壁ぶち破るし、空飛ぶし、アンプから龍出るし、ハンマー出すし、ヴィーガン最強だし、女子高生はストーカーになるし、もう・・・しっちゃかめっちゃかなのである。
しかし、なんで元彼と闘わなきゃなんらんのだ?
よりにもよって皆フラれたやつばっかやろ?
でも、戦闘力だけはやたら強いんだが・・・
ギャグ漫画の実写化!というよりもっと強く、
ギャグ漫画のまま実写映画にした!とでも言おうか?
ゲームならでは、コミックならでは、の演出をふんだんに映画へと取り入れて、スピード感を出しつつごちゃまぜに振り回したような面白さがありました。
個人的には、肉体的バトルアクションより、バンドバトルアクションをもっと見たかったです。
「くらえいッ!ライトハンド奏方!!」
・・・・・・・・おまけ
その昔、
田舎町に一台しかないゲーム機で最高得点とったら宇宙戦闘機のパイロットにスカウトされたでござる。
という厨二設定まるだしSF映画がありました。
「スターファイター」(1984)
※日本版DVD/BD無し
何気に、
この戦闘機のデザインが好きだったなぁ。
―――ではまた
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