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2019年6月6日木曜日

「トゥルーマン・ショー」「ターミナル」閉じこめられた世界に本当の事はあるの? 2作品

視聴率が良ければそれが正義!
ドラマはリアルタイムに起きている


「トゥルーマン・ショー」

トゥルーマン・ショー 映画


1998年6月5日 アメリカ公開
1998年11月14日 日本公開



世界中で大人気TVショー「トゥルーマン・ショー」

一人の男が生まれてから成長していく過程をライブオンエアー

5000台の隠しカメラで24時間放映もはや30年が過ぎ、

国民的アイドルというより
世界中の息子!という大大スターにまでなってしまっている。

・・・ただし、

トゥルーマン本人はその事実をまだ知らない。

トゥルーマン・ショー 映画

トゥルーマン(ジム・キャリー)は明るく良い奴だ。

子供は居ないが妻と母親と親友マーロンを愛している。

仕事の成績はそこそこ。毎日買う新聞、毎日声を掛けられる双子、ルーティーンが決まっている彼だがそれは・・・・

幼いころ海難事故で亡くした父親のことで心にトラウマを負っている。
その為水に入ることが無性に恐い。しかしそれは・・・


全ては演出!

トゥルーマン以外全員役者!!


こんな壮大で、あまりに人権を無視したドッキリ!
それを全世界で好機の目で見ているという残酷さ。
・・・これ・・・恐ろしくないですか?

トゥルーマン・ショー 映画


マジで参加しているのが一人だけのテラスハウス・・・みたいな?

こんなのね、ネタばらしされたら怒り狂うと思うんですよ、
自分だったらね。・・いや、死んじゃうかも?
恥ずかしさがメーター振り切っちゃう。

トゥルーマン・ショー 映画


でも、トゥルーマンは良い奴。ホント、立派でした。偉いよ。
ネタばらしそうになり途中退出させられたシルビアちゃんと会えるといいね・・・なんて思っちゃいましたもん。
そうでもない限り余りに可哀想すぎるよ・・・トゥルーマンくん。

トゥルーマン・ショー 映画


でも、一番最低なのが・・・親友マーロンだね。

トゥルーマン・ショー 映画


幼稚園から一緒に育ったクセに、いつしか演者としてトゥルーマンと付き合ってるところはちょっと気持ち悪いかなぁ。


TVショウに閉じこめられた男はいつしか、
真実への扉を開くことが出来うるのだろうか?


TVというメディアの楽しさと気持ち悪さを感じられる
とても面白い作品だと思いますよ。




しかし・・・この男は、
空港から出られなくなってしまったのだ・・・


「ターミナル」

ターミナル 映画


2004年6月18日 アメリカ公開
2004年12月18日 日本公開



飛行機乗って降りたら祖国がクーデターで不政府状態となってしまい、
ビザが発行できなくて空港から出る事も国へ帰ることも出来なくなった男のお話。

法の隙間

ターミナル 映画


空港警備局長はこの状況を疎ましく思い、
暗に不法入国を促すが、思惑通りにいかない。

知り合いもなく言葉も通じないビクター(トム・ハンクス)は、
マジメな性格と少しのアイデアで空港暮らしをはじめるのである。

ターミナル 映画


これ、

実話を元にしてるのが面白い。
※ wikiはここhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%BB%E3%83%AA

しかも映画より・・・なかなかハードそうだ(笑)


世界各国から人が行き来する国際空港。
インショップで働く従業員も色んな人種がいる中、

言葉の通じないビクターに手を差し伸べる人がいないのが少し怖い。いや、これが当たり前なのか?

ターミナル 映画


最初に声をかける青年は自分の知りたい情報の為にビクターを利用するし、清掃員のおじいさんは風当たりがキツイ。

お金が無いので働きたいが言葉が解らない外国人なぞどこも相手にされない。

「孤独感」

そんなもの、なんのその!

ターミナル 映画
「ガブっ」

ポジティブシンキング!というよりは、マジメとユーモアが鍵?

気になるCAさんも出来ちゃって、
なんか・・・逆境なのに楽しく見えちゃう可笑しさが面白い。

ターミナル 映画


しかし、

そんなビクターの為に身を犠牲にする者もいたりする・・・というのもなかなか味わい深い。

そこがスピルバーグ監督のさじ加減(腕前)が地味に光る。


結果、
取り残されていたビクターより、あちこち飛び回っているCAのアメリアの恋愛事情の方が心配になってきちゃうんだもの・・・。

なんか、余力を残したスピルバーグの顔さえ浮かんできましたな(笑)

なかなかナイスな作品でした。



では、また

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