~大いなる力には、大いなる責任が伴う~
「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」
2019年6月28日 日本公開
2019年7月2日 アメリカ公開
世界を救うスーパーヒーロー・・・とはちょっと毛色が違う。
「隣人のヒーロー」
親しみやすさが売りの高校生ヒーロー!
それがスパイダーマン。
ウェブシューター(クモの糸)を操りビルからビルへ飛び移る姿はまるでコンクリートジャングルの王者スパイディちゃん💓
恋に勉強に世直しにと、他のアベンジャーズ達と比べるとミニマムだが結構忙しいハイスクールライフを送っているようだ。
2002年のサム・ライミ監督版「スパイダーマン」から二度のリブート(再始動)を経て、
「キャプテン・アメリカ / シビル・ウォー」( 2016 )にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に加わることになり、
童顔トム・ホランド主演で「スパイダーマン:ホーム・カミング」( 2017 )、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」( 2019 )と、単体でも作品が続いていくのだが・・・
トム・ホランド版のスパイディは・・・妙に軽い、軽すぎるのだ。
それこそ、ピーター・パーカー(スパイディ)の育ての親ベンおじさんの名言
『大いなる力には、大いなる責任が伴う』
・・・はて? そんな教訓めいた事あったっけ?
てな具合に、作品のポップなノリが観てる側をちょっと不安にさせちゃいますね。
MCUってこともあって、アイアンマンがスパイディの先生&兄貴&父親的存在となっていくのが今までになかったワクワク感が面白い。
・・・しかし、
もう彼は居ない。
そんな喪失感が陽気なスパイディに影を落とし込む。
そんな時に別宇宙からやって来たミステリオ(ジェイク・ギレンホール)に、ぽっかり空いた胸の穴を埋めてくれる存在にと多大なる信頼を置く事となる。
アベンジャーズの主要メンバーが不在の今、地球の脅威はこのミステリオとスパイダーマンしか止められる者は居ないのだ!
こりゃあ、前作「カミング・ホーム」が温かった分大暴れしてくれるゾォ!!
確かに大暴れは大暴れしてくれたんだが、これって、
ドクターストレンジとか、キャプテン・マーベルとか、ソーとかが留守じゃなくて出動してたなら・・・一発で終わっちゃうような敵なんだがこれが、スパイディだったからこそなかなか倒せなかったんじゃん?
そおいうツッコミがどおしても入っちゃいますな(笑)
アベンジャーズ / エンドゲーム以降であり、強大で重くシリアスな流れを受けつつも全体的にティーンムービーの軽さをも醸し出すという、
なかなか苦心して作られたように受け取れました。
その最たる所がバスのシーン。
トニーの贈り物の誤作動により、ピーターの友人が殺されそうになるというとても危険で可笑しいシーンだ。
自分がスパイダーマンとは知られてはいけない。
殺人メカを作動してるのが自分だと知られてはいけない。
けれど、
走行中のバスに向かってくるトニーの最新機械w
どおするっ!? ピーター・パーカー!!
個人的にはここが好きでしたな。
特殊なクモに噛まれて特殊能力に目覚めたスパイダーマンだが、
もし、自分ならなんの虫に噛まれてヒーローになりたいか想像してみた。
カブトムシ、クワガタムシ、セミ、バッタ、カミキリムシ・・・
あかん、どれも仮面ライダーでやってるわ・・・
いま日本で熱いのなら・・・ヒアリ!!
ゴージャスさならハナカマキリ!!
水中昆虫の王者! タガメ!!!
・・・う~~ん・・・
どれも噛まれたくないです・・・はい。
では、また
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