「ターミネーター : ニューフェイト」
2019年11月1日 アメリカ公開
2019年11月8日 日本公開
シュワちゃんがプリケツで登場してからはや35年。
通算6作目にあたる「ターミネーター : ニューフェイト」が公開されました。
”オリジナルキャスト、オリジナル監督が集結!”
”「パート2」の正当な続編だ!”
なんとも「パート3」「パート4」「新起動/ジェネシス」を暗に否定するかのような煽り文句に、「パート2」ファンからしたら
「・・・し、信じて・・いいんだよな?・・・・」
否応なしに期待値が挙がりまくります!
一応ターミネーターを一度も見たことが無いっていう人に解りやすく三行で説明すると
”シュワちゃんが裸で未来からやってくる”
”シュワちゃんはロボットだ”
”必ず戻って来る・・・いや、戻って来過ぎなのかも~しれません”
過去へのタイムスリップで未来を変えるというSF要素に、
執拗に追いかけて来るストーカーの恐怖、
なかなか死なない不死身のロボットとの熱きバトル。
これらが見事に融合出来たのが名作
「ターミネーター2」
これ以降は、なんやかやありつつ続編が作られはしましたがどれも話題性が先行しすぎて、内容が伴っていなかったのが現実でした。
そおした経緯の中で今回は生みの親ジェームズ・キャメロン監督の現場復帰です。
そりゃあ、期待するなというのが無理な話でしょう。
・・・しかし、キャメロン監督は製作指揮での参加で脚本にはクレジットされていない。
ん~~?
なんか不穏な予感がします・・・・
「ターミネーター / ニューフェイト」を見た結果!!
~~未見で内容を知りたくない方はこれからは読まないでください~~
映画のピークは二回!
未来から来た強化人間(メインのオネェちゃん)と
サラ・コナー(1、2のメイン、今回は最強おばちゃん)とが初めて出会う所と、
サラ・コナーが倒したはずのT-800(シュワちゃん)と再会するところの二か所。
そこのみが良かった。
それ以外は、
延々とCG技術見せつけドタバタアクションの連続で、ドラマもSFも観ている途中から気づくほどのおざなり感が余りにも悲しい。
やっぱあれかな?
CGに時間とお金を掛け過ぎて細かい実写パートの撮影まで手が回らなかったんとちゃうか?
中盤のシュワちゃんの身の上話のシーンなんてモロ説明会話のみだったし、
強化人間の策といえば逃げの一手しかなかったし、
メイン四人以外のキャラ達の魅力無さ加減がより、内容を薄く感じさせてしまっているし、
バトルもなんか、トムクルーズやバットマンとかで観たことあるようなシーンばかりであまり新鮮味が無かった。
・・・まぁ、正式な続編と言われればそれでもいいんですけど、
作品としては、エンドロール中にまでワクワクジーンが引きズらない程度の面白さ・・・だったなぁ~
ここからは考察です。
原作・監督のジェームズ・キャメロンはいま、自身のライフワークとして「アバター」の続編を作ろうとやっきになっています。
なんせ、三部作ならぬ全五部作になるほどの構想を持っているらしいのだ。
製作費がいくらあっても足りないので配給会社もなかなかGOを出せていないのが現状みたいだ。
つまり、彼の妄想力・想像力は尋常ならぬくらい溢れているのにもかかわらず、今回のターミネーターではそのアイデアが存分に生かされているとは到底思えないのである。
キャメロンさんの提案が通らないほどのカツカツ製作だったのか?
キャメロンさんが製作に加わるという条件で、リンダ・ハミルトンとシュワちゃんの出演をこぎつけたのか?
今回の監督ティム・ミラー、脚本の三人がちょっと力不足だったのか?
・・・まぁ、
監督、脚本、製作、編集を手掛けた「アバター」(2009)を観てると、意外性の少ない落ち着いた解りやすい展開になってしまっているのでもしかすると、
CGに時間と金が掛かりすぎて、
その他に悪影響が出てしまう説
がどおやら濃厚とちゃいますかねぇ?
改めて、CG使いまくりでも脚本を練りに練っている
マーベル作品の凄さが浮き彫りになっちゃったと言えよう。
アバターの続編?
いや・・・、ね。 そんなには期待値を挙げないでおきましょう。
それがジェームズ・キャメロン監督の為でもありますから(笑)
では、また
ででんでんででん ででんでんででん
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